こんにちは。米多です。
私は2017年の4月に足の骨を折って、骨にチタンの棒が入っていました。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

手術から1年とちょっと経った2018年の7月に、骨の中の棒を取り除く抜釘手術というものを受けてきました。この記事では入院から抜釘手術を受け、退院するまでの体験をご紹介します。
入院1日目
病院へ
朝から入院だったので、必要なものを持って自分で病院へ向かう。今回は入院日数が短い予定だったので、持ち物は少なかったです。具体的には
・着替え
・携帯の充電ケーブル
・イヤホン
・耳栓
・箸
・コップ
・歯ブラシ
・タオル
・財布
・入院に必要な書類
これぐらいでしたね。
これらをリュックに詰めていざ出発。
自分で車を運転して病院へ行きましたが、入院中は病院の駐車場に置きっぱなしになってしまいます。
私は平日に入院したので、病院まで送ってもらうのを頼める人がおらず自分の車で行きました。聞いた話によると、病院は高齢の方が多いので車をぶつけられやすいらしいです。なので可能なら誰かに送ってもらったり、公共交通機関を使うようにしたほうがいいです。
入院
窓口に行き、入院しにきたことを伝えます。
その後病室に案内され、入院の説明を受けたり入院承諾書的なものにサインしたりしました。あとは入院前に準備してきた書類を提出したり。この書類が保証人のサインが必要だったり面倒なんですよねー。
手続きが終わったら今日は特にやることもないので、昼食を食べてベッドで時間を潰します。前回の経験をふまえて、スマホにアマゾンプライムビデオでアニメをダウンロードしておいたので退屈はしません。いい時代になりましたね。
手術の前日は夜9時以降飲んだり食べたりしてはいけないので、消灯時間まで時間を潰してすぐ寝ました。
よく考えたらこの日は9時以降飲食しなければいいだけなので、手術当日に入院でもよかったのでは??と思いましたが深く考えないことにしましょう。
次の日はいよいよ手術です。
入院2日目 手術
朝 点滴の恐怖
目覚めます。
朝食はなし。
点滴の注射を打たれるものの、液がうまく入らなかったらしく3回注射されました。それでもうまくいかなかったらしく別の看護師さんを呼んでくるとのこと。
再度注射し今度はうまくいったらしく、針を固定しました。そして液を落とし始めたんですが、なんだか腕に痛みというか違和感が…ていうか刺した場所腫れてきてるような…
「なんか腫れてるけど大丈夫ですかねー?」と確認してみたら、「あー点滴漏れちゃってますねー。刺し直しますねー」とのこと。漏れる??
詳しく聞いてみると、血管に入るべき液が血管から漏れてるので膨らんでるという恐ろしい情報を得る。

たぶんこんな感じ。雑すぎ感がありますがなんとか感じ取ってください。それか私に絵を教えてください。
5回目の注射で無事に成功。その時看護師さんから「痛いの平気なほうなんですか?点滴漏れるのって結構痛いらしいので…」と言われる。いやずっと我慢してたからね?!漏れてるのも痛かったし針刺すだけでも普通に痛いからね?!と言いたい気持ちをグッとこらえる。もう注射は怖くない。注射耐性が+5くらいされました。
昼
昼食もないのでベッドでくつろぐ。
予定では昼過ぎに手術だったが、急な患者さんが入ったのか順番が変更になり夕方くらいになるとのこと。
手術
呼ばれたのは16時ごろでした。看護師さんと歩いて手術室へ。
帽子をかぶり手術台に自ら寝転びます。手術中眠らせてもらうかどうかを事前に聞かれていて、そのときは強がって眠らなくていいと言っていたんですが、いざとなるとビビってしまい眠らせてもらうことにしました。
骨折時の手術と同じく下半身のみの麻酔だったので、腰椎麻酔という腰に注射する麻酔を打たれます。これは意外と痛くないしすぐ終わります。その後すぐに麻酔が効いてきて下半身の感覚がなくなってきますが、なんとか仰向けになります。
このあたりで意識がなくなり、目が覚めるとまだ手術台の上でした。「もう終わりますよー」と言われたのは覚えています。
もう一度寝ようと思って目を閉じ、次に目が覚めると病室のベッドの上にいました。抜釘手術なので足の固定とかはされておらず、傷に包帯が巻かれているだけでした。
腕には点滴、そして例の管※はしっかりありました。
※骨折時の手術体験参照

手術後
手術後すぐはまだ麻酔が効いていて、腰から足先に向かって徐々に感覚が戻っていく感じ。寝ようとしても下半身が動かないので寝返りがうてず、とにかく腰が痛い。前回もそうでしたが手術後に寝る時がとても大変です。
腰の痛みで寝られない+麻酔が徐々に切れ手術の傷が痛んできます。当たり前ですけど体を切られているわけで、それはもう痛いです。
寝返りをうつのにも人に手伝ってもらわないと難しいので、看護師さんを呼んで体の向きを変えてもらいます。それでも痛かったので、痛み止めをお願いしました。
注射か座薬どっちがいいか聞かれたので、どっちでもいいと答えたら座薬になりました。わりと若い女性の看護師さんでしたが、そんなことどうでもいいくらい痛かったのであんまりうれしくはなかったですね。
なので、そういうのを求めている方は痛みが引いてきたのを見計らって座薬をお願いするといいかもしれません。いろいろと自己責任でお願いします。
痛み止めが効き始めるのを待っていると、段々と痛みが引いていき気づいたら寝ていました。ここを乗り切ればもう大丈夫でしょう。
そして入院3日目へ
入院3日目
すごい血がでる
朝起きて足元を見てみたらめっちゃ血がでてました。
包帯を伝わりシーツまで血がついてしまっていました。包帯を替えてもらうときに大丈夫なのか聞いてみたら、今は骨の中にあった棒を取り除いたのでそこが空洞になっている状態で、空洞を埋めようと血液が溜まるらしい。
その血液が骨に開いた穴(ボルトがあった場所)から漏れてくるのだそう。ひざと足首に手術の傷があったが、足首の傷から血が出るのは足首は皮が少ないのでしっかり縫いづらいからとのこと。ひざは皮が多いのでしっかり縫うことができるらしい。なるほど。
足の具合
棒の入っていたところが空洞になっているとはいえ、骨はちゃんとくっついているので、歩いてもいいと言われた。ですが、傷が開いてしまうんじゃないかという不安と、ひざの痛み、足首が全然動かないなどの状況だったため、車椅子を借りた。
寝ながら足を上げ下げしてみたけど、とにかくひざが痛い。
予定ではこの日に退院だったが、傷の具合があまり良くないのでまだ退院はできないことに…
入院4日目へ…
入院4日目 退院
退院許可がおりる
朝食を食べたあと回診が始まる。
先生に傷の具合を確認してもらい、もう退院できると言われた。早く帰りたかったので、母に迎えを頼み昼頃に退院することに。
退院前に次回の診察日程を確認し、帰る準備を済ませる。試しに歩いてみたが痛みもあり変な歩き方になってしまう。その姿を見た同室のおじいさんが心配してくれた。
その後、以前リハビリでお世話になった先生が病室まで来てくれて、松葉杖がいるかどうか聞いてくれた。正直杖なしで車まで歩ける気がしなかったので、ありがたく借りていくことにした。
退院
手術、入院費用は後日請求書を送るとのこと。松葉杖のレンタル一時金だけ払って帰る。母の車で家までおくってもらいました。
自分の車はもう少し病院の駐車場に置きっぱだが仕方ない…
まとめ
抜釘手術を受けてみて、手術後の痛みや関節が動かしづらかったりというのはもちろんありましたが、やはり骨折時の手術ほどではなく、抜釘後はすぐに歩く許可が出ますし、入院期間も短かったりと体への負担は少ないと感じました。
まあ骨折時の手術と比べてということで、抜釘後普通に歩けるようになるのもなかなか苦労はします。手術後の経過については、後ほど記事を書きたいと思います。
いつもそうなんですが、計画性がないので母と相談せずに入院の日程を決めてしまって、送り迎えができなくなりそうになったり、入院3日目の日が逢田梨香子さんのサイン会と被っていて、もし当選していたら先生に無理を言って退院させてもらい松葉杖をつきながら参加することになるところでした。まあ当たらなかったんですけど。
あとは時間に余裕を持って、病院まで公共交通機関で行くんだったなと後悔しています。特に車に傷とかはありませんでしたが、もしぶつけられたりしてたら大変ですからね。駐車中も録画できるドライブレコーダーを取り付けておくんだったと思いましたが、今回は大丈夫でした。こちらのドラレコは駐車中の映像も録画できるので、入院中に万一何かあっても安心です。
ほかにも種類があるので気になる方はぜひ。
いろいろとありましたが、入院も2回目で勝手がわかっていましたし、なによりボルトの違和感がなくなり骨の中の棒もなくなったので、約1年ぶりに自分の足だけで立っているような気がしてとても清々しい気持ちです。
ちなみに取り出したやつは言えばもらえます。

完全に骨ができるまで、安全に生きていこうと思います。